強大な力を持つ魔法使い。

彼らはその力によって人類の畏怖もしくは恐怖の存在となった。

しかし、その中でも魔法の頂点を極めし５人の魔法使いが存在した。

 

彼らの一線画した力は、まさに神の如し。

その力は全生命を救うこともでき、そして滅ぼすこともできる。

そんな彼らを人類は＜特異点（シンギュラリティ）＞と呼んだ――

 

第壱位を冠する者は、星の精霊を寵愛を受けし者。

彼女の持つ剣は万物の根源でもあり、そしてこの世界の正義を象徴する。

 

第弐位を冠する者は、銀の星を宿りし者。

彼の振るう手は幾何の星の御加護をこの世に体現し、そして創生する。

 

第参位を冠する者は、神に愛されし者。

終わりなき生命を与えられた彼女の御旗の元に従者は集う。

 

第肆位を冠する者は、化生を統括する者。

彼女の呪を以て自然の瑞祥と災厄を司る。

 

第伍位を冠する者は、世界を繋ぐ者。

彼は善と悪の境界に立ち、世界を観る世界樹の役割となる。